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その日、フィラデルフィア空港のカウンターに着いたのは離陸時刻の30分前のことで、もちろんカウンターで搭乗は無理と断言されました。でもチケットを買い直すお金も勿体ないし惜しいので(本当は資金的余力がなかったりする^^;)、「(行先の)トロントで兄弟が危篤だから乗せて!」と日本語と片言の英語でわめき散らしたら、カウンターの女性も諦め顔で「搭乗口まで走れ」。セキュリティーゲートの100人以上の列をすっ飛ばして、嫌になるほど長いロビーを駆け抜けてどうにかゲートへ辿り着きました。気分は国会議員?とりあえずはほっと一息です(^^;
こうして、何とか無事トロント空港へ着いたところまでは良かったのですが、入国手続きを済ませて荷物を受け取りに向かったターンテーブルで事件は起きました。待てど暮らせど私の荷物は回ってきません。10数分後、いくつかの荷物を残してターンテーブルも止まってしまいました。「あ〜やられたな、これがロストバゲッジか!」と、以前友人に聞いた話を思い出しました。
その友人はアメリカからの帰国便に乗りましたが、到着した時にはスーツケースが行方不明に。調べてもらうと、スーツケースだけがフランス行きの飛行機に乗ったところまでは解かりました。結局、友人のスーツケースはフランスからアジアのどこかの国を経由して、10日ほどして一人旅から戻ったとのこと。私の場合は、離陸間際に無理矢理搭乗したので、スーツケースまでは搭載できなかったのでしょうね。
仕方ないので、空港職員にタグの半券を渡し調べてもらいましたが、どこにあるかは不明です。「空港を出たらここに電話して」と紙切れを渡されるだけで、私には滞在予定ホテル名を告げることしかできませんでした。でも念のため、空港の相談窓口にも滞在先を書き残し、後は待つのみとなってしまいました。
その日は、朝一の飛行機に乗って移動したため、まだ外気がとても冷たく、空港内も売店くらいしか開いていません。1時間半程度のフライトだからと油断して、貴重品以外の身の回りのものは何一つ持ち合わせていませんでした。
とにかくホテルにチェックインを済ませ、待つだけではどうにもならないので、観光を楽しみましたが、スーツケースが届くことはありませんでした。次の日も昼を過ぎても届きません。この頃になると、さすがに観光どころではなくなってきて、渡されていた電話番号に何度も電話しますが、「まだ解からない」と言われるばかりです。不安は限界に到達しようとしていましたが、それ以上に必要に迫られていたこと・・・自分の汗臭さとサンダルで歩き回って出来たマメに辟易し、着替えや洗面用具を買い出しに出かけました。こうした予定外の出費もオマケでついてきてしまうのです!
結局、届いたのはさらにその次の日の朝。懐かしい大好きな友人に会ったような、素晴らしい気分でした。スーツケースには、お金に換えられない大事なものがたくさん詰まっています。旅の思い出もその一つ。何も持たずに見知らぬ国に一人たたずむのはとても心細く、切ないものです。出来ることなら連れのスーツケースも無事に旅を楽しみたいですね!
そこでロストバゲッジの経験者(^^;として以下のアドバイスを送ります!
- 荷物を預ける際は行先タグ(3コード表示)を確認、またタグの半券は捨てない。
- 簡単な着替え、洗面用具、予定表、連絡先、常備薬は機内に持ち込むべし。
- 搭乗には疲れにくい靴と、何枚もの衣類を重ね着して。
- 複数人で旅行する際は、互いのスーツケースに荷物を預け合う。
- 航空会社の荷物紛失補償額は極少、貴重品等はスーツケースに入れない。
- 乗り継ぎ空港で荷物のピックアップが必要かどうか、事前によく確認。
- 恥ずかしくても、読みやすくアルファベットで記名した名札をつける。
これを守って、スーツケースに関しては安全な旅にしましょうね!ワン、ワン!
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