航空会社によって保有する機体はさまざま。 運が悪いと、最高に快適な航空機に当たる時があります。 そう、航空代をケチってしまったあの時の私のように・・・
忘れもしない2年前の冬、某寒い国系航空会社の航空機で約4時間のフライトを経験することになりました。 搭乗する時から他の航空会社にはない違和感を覚えた(えっ?これジェット機???的な違和感)のですが、悲劇はそこから始まったのです。 まずシートに座ると、座椅子のような背もたれに後ろの乗客のひざが早速食い込んできました。ぼんやりとしていた違和感が現実のものとなっていくことを確信しつつある中、機体はガタガタと揺れながら離陸を開始。しかし、次の瞬間、何を思ったか前傾の不時着体勢に!さらに今度は機内にガソリンの臭いが充満し始め、機内は不安を物語る沈黙に包まれました。この時点で既に後悔度120%!
悲劇は否応なく連続攻撃を仕掛けてきます。 漂ってくる体臭とガソリンの臭いで酔ったところへ、およそ食料とも思えない機内食が出されました。この食事を含め2度の軽食ももちろん咽喉を通るわけがありません。 そこで、と胃に意識を集中しないようにイヤホンを耳にしても今度は音が聞こえない、添乗員に何度取り替えてもらっても、やっぱり全部聞こえない。そうかと言って眠ろうにも機体の揺れと、背中に食い込む後ろの乗客のひざ攻撃で眠るに眠れず、ひたすら我慢の4時間。しかもその間機内は何故だかずっと寒い状態。にもかかわらず添乗員もなにやらロシア語でべらべらとまくしたてているため、怖くてドリンクすらもらえない。 人生で「最速に時間が過ぎて欲しい時」とはこんな時だろうなあと思考能力の低下している頭でぼんやり考える。
そ・し・て・耐えに耐えて、ようやく(ホント、ようやくですよ!)着陸という時になりましたが、最終攻撃として機体の揺れが最高潮に!これと同時に機内の緊張感も最高潮に(苦笑) 何とか無事に着陸しますように・・・祈りながら待つ。普段神を信じない人もこの時ばかりは信じたくなるでしょう!そして・・・どうにか無事に着陸! 機体の揺れがおさまると同時に、機内は拍手喝采となりました。まさにブラボー! 旅行よりも、フライトがイベントとなった珍しい経験をしたピノなのでした。
と、いう訳で航空代は、ケチらず安全な旅を心がけましょう。ワン、ワン。
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